情報処理学会 第88回全国大会

4F-06
AIによるスタイル学習における著作物への依存に関する情報理論的考察
○金子 格,寺田麻佑(一橋大),湯田恵美(三重大)
AIによる芸術的スタイルの学習と生成については、学習対象となった著作物そのものが複製されない限り著作権侵害にはあたらないという見解は広く存在する.一方,生成AIサービスの中にはその出力を別のAIの学習データとすることを禁止している例が多い。学習データの知的財産としての扱いに矛盾がある.
スタイルの利用には可否両方の場合がありえるがその境界を明確に定めることは難しい。
この問題の議論に貢献するため、本報告では作品を学習することで得られたネットワークのパラメータを多次元空間上の点として解釈し、学習されたスタイルと著作物の知的財産に資する情報との関係性について情報理論的観点から考察を行う.