情報処理学会 第88回全国大会

4A-04
行・列間における有意関係の強調とスケーリング最適化を統合した対応分析の拡張手法
○小松雅也,朝隈貞樹,上田靖子,篠田優香(農業・食品産業技術総合研究機構)
カテゴリデータからなるクロス分割表は、対応分析により低次元のバイプロットで可視化されることが多い。しかし従来のバイプロットでは、行・列プロット間の位置関係に統計的な意味付けが明確でなく、関係性の強調が難しい。本研究では、クロス分割表の行要素と列要素の組み合わせのうち統計的に有意なペアを抽出し、調整済み標準化残差を用いて構成したバイプロット上でこれら有意ペアを線分で示すとともに、総距離が最小となるよう行・列プロットのスケーリングを最適化する対応分析の拡張手法を提案する。これにより、行・列間の関係性をより直感的かつ統計的に裏づけられた形で可視化できる。