2ZM-08
3Dプリンタを用いた乾漆仏像制作手法の検討
○今井渓杜,大寺 亮(神戸情報大)
彫像制作技法の一つである乾漆技法では,原型に対して麻布を漆で貼り重ねて像を形成する.これまで,原型の制作には粘土造形が一般的であったが,近年の3Dプリンタの普及により,高い自由度をもつモデリングソフトによる造形が注目されている.しかしながら,原型制作に3Dプリントを応用する場合,乾漆工程で麻布や漆の層によって細部形状が甘くなるため,完成後の姿を想定している造形に近づけるためには,原型補正が必要となる.そこで本研究では,3Dメッシュから曲率情報を基に形状変化を行い,エッジを意図的に強調することで,乾漆技法に適した原型を制作する手法を提案する.