情報処理学会 第88回全国大会

2ZK-02
口腔画像解析による揮発性硫黄化合物濃度に基づく口臭推定
○柳沢優斗,有冨理左,増子紗代,財津 崇,相田 潤,石田貴士(東京科学大)
口臭は呼気に含まれる不快な匂いを指し、現代社会の対人コミュニケーションに悪影響を及ぼす。口臭の主成分である揮発性硫黄化合物の発生には舌苔の状態が深く関与しているが、従来は口腔画像から直接口臭を推定する研究は行われていなかった。本研究では、事前学習済み畳み込みニューラルネットワークを口腔画像データセットで転移学習し、口臭を推定する機械学習モデルを構築した。さらに、説明可能AIの技術を用いてモデルの注目領域をヒートマップとして可視化することで、患者の理解促進を図った。本手法は舌領域の抽出が口臭推定の精度向上に有効であることを示すとともに、口腔画像の撮影のみで完結する簡易的な口臭推定を実現した。