2ZJ-08
有酸素運動の強度による記憶定着率の分析
○髙橋駿輔,大場みち子(京都橘大)
本研究では、有酸素運動の強度が記憶定着に与える影響を検証した。被験者は安静・40%・70%の3条件で有酸素運動を実施し、その後フィンランド語の単語記憶テストを行った。心拍およびRMSSD を測定し、運動強度の生理学的負荷の違いを評価した。3日後に再テストを行い、初回テストとの正答率の変化から記憶定着率を算出した。その結果、70%強度ではRMSSD が低下し自律神経ストレスが高い状態となり、記憶定着率は低下傾向を示した。一方、40%強度ではRMSSD が適度に維持され、記憶定着率は最も高い値を示した。これらの結果から、中強度の有酸素運動は記憶定着に有利な生理的条件を作り出す可能性が示唆された。