情報処理学会 第88回全国大会

2ZJ-03
ヒューマノイドとの恋愛 -人工知能の社会受容に関する洞察-
○大原昌幸,大庭弘継(立教大)
本研究では、AIの社会受容を、人間の情動が最も深く関与する「AI(ヒューマノイド)との恋愛」という極端な事例を通じて考察した。その考察のため、「高度に進化したヒューマノイドとの恋愛」を想定した大規模社会調査を実施し、それに対する現代人の態度・期待・懸念などを探った。特に調査における浮気シナリオでは、ヒューマノイドとの恋愛に否定的な層でさえ、ヒューマノイドに嫉妬の感情を向ける傾向が観察された。調査結果の全体を通じ、人間がAIを「準パートナー」として認識する側面と、心理的・倫理的な負担回避に繋がる態度として責任を問うに値しない「道具」として線引きする二重性が示唆された。