情報処理学会 第88回全国大会

2ZH-07
大気汚染物質と競走馬の走行速度変化に関する研究
○西川康太,河瀬彰宏(同志社大)
本研究の目的は,大気汚染物質が競走馬の走行速度にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることである.本研究では,2010年から2024年の日本中央競馬会のレース結果,全国の大気質データ,気象データを統合し,多変量回帰分析,距離別回帰分析,一般化加法モデルを用いて走行速度への影響を検証した.分析の結果,微小粒子状物質(PM2.5)と二酸化硫黄(SO2)は,濃度上昇に対して線形的に走行速度を低下させ,一酸化炭素(CO)と浮遊粒子状物質(SPM)は,濃度に応じて変化する非線形的な効果構造を示すことを明らかにした.本研究は,大気環境が競走馬のパフォーマンスに及ぼす影響を多角的に示す知見を提供する.