情報処理学会 第88回全国大会

2ZF-09
津波避難開始時刻による群衆避難様相の評価
○関 将吾,浅野俊幸(湘南工科大)
近年,大規模な地震が日本列島各地で観測されている.ひとたび津波が発生すると,被災地の住民はすぐに避難開始することが望まれている.しかし,避難準備などのために迅速な避難が実現しているわけではない.そこで本研究は,津波被害軽減の観点から避難の即時性に着目し,津波発生からの避難開始時刻が被災者数に与える影響を明らかにした.南海トラフ巨大地震による津波被害が想定される静岡県下田市を対象に,地形特性を踏まえつつ,ハザードマップを用いて津波到達時刻と浸水範囲を推定した.複数の避難開始時刻を設定し,土砂崩れ等による通行不能シナリオを加えて人的被害を比較した.これらより,住民の即時避難の重要性が再確認された.