情報処理学会 第88回全国大会

2U-03
ブラインド署名を用いたスマートコントラクト代理実行の完全性保証方式
○宮川夏海,掛井将平,齋藤彰一(名工大)
スマートコントラクトの実行には、ユーザによる秘密鍵での署名が必要だが、鍵の紛失のリスクがある。OpenID Connectを用いた代理実行により鍵管理を不要とする仕組みが提案されているが、ユーザが依頼した処理内容を代理実行者が改ざんするリスクがあった。本研究では、ブラインド署名技術を用いて依頼内容の署名をアクセストークンに埋め込む手法を提案する。これにより、IDプロバイダに依頼内容を秘匿しつつ、スマートコントラクト側で実行主体と処理内容の両方を検証可能とし、代理実行における改ざん防止を実現する。複数のNFT事業者が協働運用するブロックチェーン環境において、本手法の有用性を示す。