情報処理学会 第88回全国大会

2N-02
木上の消防士問題に対する(1-1/e)-近似アルゴリズムの効率的な実装
○和田卓大,山田敏規(埼玉大)
消防士問題とは,ある頂点に点いた火が隣接頂点に広がる過程において,各時刻で新たに1つの頂点を守ることによって延焼を防ぎ,最終的に燃えなかった頂点の数を最大化することを目的とした最適化問題であり,Hartnellによって提案された.消防士問題はこれまで様々なグラフクラス上で研究されてきたが,本研究では入力を木とした「木上の消防士問題」を扱う.木上の消防士問題は,最大次数が3の木に対してもNP困難であることが知られている.また,近似アルゴリズムに関しては,貪欲法による(1/2)-近似や,ランダムアルゴリズムを用いた(1-1/e)-近似アルゴリズムが提案されている.本研究では,この(1-1/e)-近似アルゴリズムの効率的な実装を提案する.