情報処理学会 第88回全国大会

2A-07
バラツキに対する数値演算の限界と分布演算の適切な使い方
○小池 伸(元トヨタ自動車)
5年前の本大会で、数値演算を使った既存方法に比べて分布演算という演算を導入することで精度が改善されることを示し、優秀賞を頂いた。その際、既存方法が、なぜ大きな誤差を持つのか十分説明できていなかった。今回、数値演算が誤差を持つメカニズムを説明して、分布演算がそれを解消していることを示し、必要となる前後工程についても明らかにする。この方法は、①バラツキを正規分布などで近似しない実データの分布形状を利用。②その分布から、分布演算によって正確な結果の分布を求める。③以上の分布を利用して様々な確率的判断を行う指標群、の3つの工程がある。以上を利用できるツールと幾つかの応用例についても説明する。