情報処理学会 第88回全国大会

1ZM-07
段階的に可読性が向上する補間機能付き古典籍ビューアの提案
○倉増 馨,寺沢憲吾(はこだて未来大)
江戸時代以前に書かれた日本の書物を古典籍という.それらの多くはくずし字で記されているため,専門家以外が判読することは困難である.既存の自動翻刻システムにより,くずし字を検出・認識してテキストとして提示することは可能となった.しかし,字形変化の過程までは示さないため,くずし字の学習を目的とする場合には不十分である.そこで本研究では,くずし字学習者に向けた,段階的に可読性が向上する補間機能付きビューアを提案する.本システムは,「くずし字用例辞典」から抽出した字形を中継点とし,原典のくずし字から現代文字へと滑らかに変形する画像を拡散モデルによって生成し,それらをインタラクティブに提示するものである.