情報処理学会 第88回全国大会

1ZE-08
YouTubeコメントネットワークにおけるエコーチェンバー構造の分析
○五十川遼,真鍋義文(工学院大)
本研究では,YouTubeコメント欄におけるエコーチェンバー現象を明らかにするため,立場の交わりを示す交差度,常連の占有度を示す粘り,類似した立場同士の結びつきを示す同質化の3指標を用いて分析を行った。YouTube Data APIから取得したコメントを基に返信関係ネットワークを構築し,クラスタリングによって視聴者の意見グループを推定した。多数の動画を比較した結果,交差度が低い動画では異なる立場間の交流が乏しく,粘りが高い動画では継続的な参加者が多い傾向が見られた。また,同質化が高い場合には似た立場同士が固まりやすく,テーマによってエコーチェンバー化の度合いが変化する可能性が示された。