1U-05
多要素認証に対してセッションIDを取得する中間者攻撃ツールEvilginxの評価
○関口智大,菊池浩明(明大)
Adversary-in-the-Middle(AiTM)型フィッシングは2023年比で2024年に146%増加し,国内主要102サイト中87サイト(85%)がEvilginxによるAiTM攻撃に対して脆弱であると見積もられている.それゆえ, AiTMが多要素認証(MFA)を迂回する様々なプロセスと要因を識別し,認証方式ごとの耐性差を明らかにして備えることが急務である.そこで,本研究では,AiTM攻撃が,単一の認証をバイパスするだけでなく,セッションIDを取得することにより,後続するセッションを継承する脅威に着目する.国内外の主要Webサービスにおける2024年度から2025年度にかけてMFA導入状況の変化の調査結果を元に,主要なMFA方式(SMS,TOTP等)を対象にAiTM攻撃に対する単一ログイン耐性,セッションID取得率を明らかにする.