情報処理学会 第88回全国大会

1R-06
NLOS環境におけるFTMを用いた屋内位置推定手法の精度評価
○窪 結奈,永井拓磨,大川原和志,砂子阪裕大(富山高専),中村公紀,角 武憲(三菱電機),小熊 博(富山高専)
本研究では, 見通し外(Non-Line-of-Sight: NLOS) 環境における Fine Timing Measurement (FTM) による屋内測位精度を評価した.実験は富山高等専門学校の T 字型廊下において,4 台の Google Nest Wi-Fi と Zenfone 9 端末を用い,45 地点でそれぞれ 1 分間の測定を実施した.幾何学的手法による測定では,3 m 以内の精度は 6.5 % にとどまり,廊下の角付近では電波の遮蔽により大きな誤差が生じた.一方,RSSI および FTMを特徴量としたランダムフォレストモデルを適用することで,3 m 以内の精度が 99.9 % まで向上した.これらの結果から,機械学習の導入により,NLOS 環境下での屋内測位精度が大幅に向上することが示された.