情報処理学会 第88回全国大会

1M-02
都市空地における価値創出要因の実証的分析
○森山悟瑠,三木良雄(工学院大)
都市再開発において都市空地の整備は進むものの、必ずしも滞在や不動産価値向上に結びついていない。本研究では、利用者を分類し、空地における価値創出に寄与する要素を抽出し、空地の更なる有効活用に向けた設計的示唆を導くことを目的とする。分析の結果、活動の誘発性、回遊性、用途の多様性など、利用を促す空間条件が価値形成の主要因となることが明らかとなった。一方で、景観由来の快適性は評価向上には寄与するものの、滞留や不動産価値への直接的影響は限定的であることが示された。これらの知見に基づき、景観改善に依存しない、多用途化や周辺街路との接続強化などの、使われ方を起点とした空地活用・再開発戦略の方向性を提示する。