1F-04
Scope2における工程別1次データを用いたCFPの算出-中小製造業における適用事例-
○木村仁哉,西岡靖之(法大)
中小製造業の多品種少量生産現場において、製品単位の電力起因CO₂排出量(Scope2)の正確な把握は困難を極める。本研究では、電流センサーによる簡易計測を用い、設備単位のデータを「工程単位」に集約して排出量を算出する実用的な手法を提案する。具体的には、複数設備の消費電力を工程別に積算して単位時間当たりの排出原単位を決定し、これを製品の工程所要時間に乗じることで製品別CFPを導出する。金属プレス加工業での実証実験を行い、個別の設備利用を詳細に追跡せずとも、製品ごとの排出量を定量化できることを確認した。本手法は、中小企業が低コストで導入可能なScope2可視化モデルである。