7ZM-08
子供・若者ケアラー支援におけるデジタルデバイド解消のためのAIカメラ活用型文通支援システム
○上田拓実(九大),戸簾隼人(滋賀大),上田隼也(インパクトラボ),山村和恵(立命館守山中・高),山中 司(立命館大)
子供・若者ケアラー支援においては、スマートフォンなどを活用したデジタル支援が主流となりつつある一方、経済的困窮やネグレクトなどにより、個人の通信機器を持てない状況にある若者も存在する。そのため、従来型の文通やノートを介した支援が依然として重要な役割を果たしているが、これらの手法では即時性のある対話が困難という課題がある。本研究では、学校内に設置した安価なマイコンとAIカメラを用いた「デジタル文通支援システム」を提案する。本システムにより、子供・若者ケアラーが書いた手紙を即時に支援者へ送信し、下校時までに返信を印刷して届けることが可能となり、デジタルデバイドの影響を受けない、迅速な双方向コミュニケーションを実現する。