7ZL-06
位置情報を活用した探索範囲調整による物件検索手法
○三尾母敏幸,福田浩章(芝浦工大)
情報検索には場所に依存するような検索が存在する。例えば、不動産情報の検索では、PC画面上よりも現地で実際に物件を特定できる方が利便性が高い。そのため、ユーザーが現地で物件情報を効率よく確認できる仕組みが求められている。従来のカメラ検索は位置情報や方位センサーデータを活用し、画像認識によって物件を特定する手法が一般的だが、視認可能な物件でも距離や方位の影響で特定が困難な場合がある。この課題を解決するため、位置情報を基軸に、探索範囲を拡張しつつ動的に範囲を絞ることで物件を特定する仕組みを提案した。その結果、画像認識に依存せず、遠距離の物件も正確に特定でき、検索精度と信頼性の向上を実現している。