7ZL-03
深層学習を用いた橋梁点群データの部位識別に関する研究
○今村賢人,田中成典(関西大),政木英一(アジア航測),松村崚平(関西大)
我が国では,高度経済成長期に整備された多くの橋梁が老朽化しており,その維持管理の効率化と高度化が重要な課題となっている.そこで,国土交通省では3次元モデルを活用した効率的な維持管理手法の推進を図っている.
既存研究では,橋梁点群データから部位識別技術を用いて自動的に橋梁の各部位を識別し,3次元モデルを生成する手法が提案されている.しかし,これらの多くは単一の橋梁点群を用いたものであり,他の橋梁の適用性や汎用性に課題が残存している.
そこで,本研究では橋梁点群データを対象に3次元モデルを活用した深層学習による効率的で汎用的な部位識別手法を提案し,社会資本の維持管理手法に貢献することを目指す.