7ZL-01
点群データを用いた橋梁の床版と横構の3次元モデルの生成に関する試行
○吉村健吾,中原匡哉(大阪電通大),梅原喜政(摂南大),塚田義典(麗澤大),南 李玖(大阪電通大)
我が国では、高度経済成長期に施工された社会インフラ設備の老朽化が深刻であり、維持管理のための網羅的かつ効率的な点検や補修が必要となってきている。しかし、維持管理に必要となる設計図面や設備の正常時の記録等の重要な資料が存在しない場合が多く、正確な寸法を把握できない設備が多く存在している。著者らの既存研究では、橋梁の下部工を自動的に3次元モデル化する技術を提案したが、上部工の床版や横構などの詳細な橋梁部位における3次元モデルの生成に至っていない。そこで、本研究では、上部工の橋梁部位である床版と横構を対象に、計測した点群データから3次元モデルの生成を行うアルゴリズムを検討する。