情報処理学会 第87回全国大会

7ZK-03
和太鼓における周波数解析による音の印象の可視化に関する一検討
○原田凌輔,稲垣隼人,松田浩一(岩手県大)
本研究では、周波数解析を用いて和太鼓における音の印象の可視化法について検討した。先行研究においては、心地よい音の要素として「音の大きさ」「響きの量」を第1, 第2高調波を用いて定義し、量的な分析方法を提案したが、その後の実験において量的に同じでも区別できない打音が確認された。また、同じ被験者が同じように打った場合でも、異なる印象の音が鳴っていることが確認された。そこで本稿では、複数の高調波の推移に着目し、印象の違いの可視化を試みた結果を報告する。