情報処理学会 第87回全国大会

7ZJ-05
テキスト特徴量に基づく広告疲労軽減のための可視化システム
○長谷川聡美(お茶の水女子大),大矢隼士(Septeni Japan),伊藤貴之(お茶の水女子大)
デジタル広告の市場規模は年々拡大を続けている.デジタル広告は多様な形式やターゲッティングで配信が可能であり,企業にとって重要なマーケティング手法の一つとなっている.デジタル広告の課題として「広告疲労」があげられる.広告疲労とは,同じ広告が何度もユーザに表示されることでユーザがその広告に飽き,広告の効果が低下する現象である.これにより,クリック率やコンバージョン率が低下し,デジタル広告のパフォーマンスが悪化する.本研究では,広告疲労を回避するための効果的なデジタル広告の配信方法を明らかにするために,広告データを分析し,その結果を可視化するインタラクティブなシステムを提案する.このシステムは,広告疲労を軽減し,効果的な広告の特性を明らかにすることで,デジタル広告の効果を最大化することを目的とする.