情報処理学会 第87回全国大会

7ZH-05
歩行計測システムによる歩行の可視化と特徴抽出
○晒野 舞,小川賀代(日本女子大),三枝 亮(神奈川工科大)
歩行機能の計測評価は高齢者のフレイル予防において重要であり、転倒や骨折のリスクの早期発見が期待できる。臨床現場では歩行動作を簡単に計測でき、計測対象者が事故の歩行の特徴を容易にイメージできることが望ましい。本研究では理学療法で用いられるTUG Testの測定において、歩行動作を計測して3次元再構成し、歩行の状況を可視化する方法を提案する。歩行計測システムでは深度カメラ、測域センサ、座面センサの計測情報を統合し、歩行時の全身姿勢や両脚の一速度、開始終了のタイミングを測定することができる。これらの測定情報から3次元の身体動作として歩行を可視化し、抽出された特徴から歩行の状況を判定する。