7ZH-03
落下物を自動回収するロボットアーム搭載型自動走行車いす
○新實龍征,長尾 確(名大)
車いす利用者にとって、床から物を拾うことは利用者の手の可動域による制限により年齢や障害のあるなしにかかわらず困難である。近年、車いすにロボットアームを搭載する試みもなされているが、搭乗者がロボットアームをジョイスティックで操作するものが一般的であり、精密な制御にはトレーニングが必要があることが課題である。本研究では、模倣学習を用いてロボットアームを自律的に制御する仕組みを自動走行車いすに統合し、床から物を拾うタスクの自動化を目指す。提案手法では、人間がヘッドマウントディスプレイとハンドトラッキングを用いてロボットアームを操作したデモンストレーションデータを用いて、行動生成の機械学習モデルを構築する。