情報処理学会 第87回全国大会

7ZF-06
アイトラッキング型裸眼3Dディスプレイにおける部分的に遮蔽された顔に対応する瞳孔位置推定手法の検討
○山田美緒,柳田恭佑,小池崇文(法大)
本研究では,アイトラッキング型裸眼3Dディスプレイでの一部遮蔽された顔に対応可能な瞳孔位置推定手法を複数検討する.アイトラッキング型3Dディスプレイでは,両眼の瞳孔の3次元座標を可能な限り高速に高精度に推定する必要がある.従来の顔特徴検出を用いた瞳孔位置推定では,遮蔽物の影響により安定した推定が困難である.そこで本研究では,防護メガネ等の遮蔽物にマーカを取り付け,マーカと目の位置関係を事前に測定し,マーカの3次元位置を高速かつ高精度で推定する事で,瞳孔位置を推定する手法を検討する.具体的には,カラードットパターンを用いた手法と赤外線マーカの反射光を用いるステレオ手法を比較評価した.