情報処理学会 第87回全国大会

7ZE-04
連続型パウチモータによる曲面設計のための熱融着パターン
○石黒 凜,山本 匠(慶大),新山龍馬(明大),鳴海紘也(慶大)
インフレータブル構造は、キャラクターバルーンなどの軽量・大型形状を実現する上で有用あるが、複雑な形状の風船を実現するためには複数の平面パターンを接着する必要があり、設計・製造コストが高い。そこで本研究では、一本のナイロンチューブに変形を引き起こすひし形のパターンを連続的に熱融着し、空気を入れたチューブを積み上げていくことにより立体形状を実現する手法を提案する。この試作を効率的に行うために、入力データとして与えられたメッシュ形状から、そのメッシュを近似するチューブの経路を表現する専用スライサを自作し、設計から製造までのプロセスを一貫して最適化した。