情報処理学会 第87回全国大会

7ZE-02
収縮フィルムへのインクジェット印刷と加熱により自動変形する曲面の平面パターン導出
○藤野 皓,鳴海紘也(慶大)
本研究では、インクジェット印刷を施した熱収縮フィルムを加熱することにより、曲面の自動変形を行う。先行研究であるInkjet 4D Printでは、熱収縮フィルムの両面に折紙のパターンを印刷することでフィルムの折り目を制御し、曲面を離散的な曲面で近似していた。本研究では、フィルムの両面に小さなドットパターンを印刷することで局所的な収縮率を制御し、連続的な曲面を実現する。本稿ではその要素技術として、限定された条件下で3Dメッシュを実際のフィルムの収縮率に合わせて平面に展開し、印刷パターンを作成した。また、そのパターンを印刷したフィルムを加熱することによって実際に曲面を変形させた。