7ZE-01
手の動きに追従するUIにおける両眼視差による三次元表示方法の研究
○海老原健登,田村律起,水谷晃三(帝京大)
本研究ではユーザの手の動きに追従しながら手のひらにUI(User Interface)を投影するシステムにおいて,両眼視差により立体視を可能とする方法を検討している.先行研究では,視点となる頭部位置と,オブジェクトの投影先となる手の位置や傾きを深度センサにより捉え,これらに応じてオブジェクトの映像を変化させることで運動視差の効果を得た.これに対し本研究では,サイドバイサイド方式によるステレオスコピック映像を生成してフレームシーケンシャル方式でユーザの手に投影する.投影された映像をアクティブシャッター式メガネによって見ることにより,両眼視差による奥行手掛かりを得ることができ,より自然な立体視が可能になることを述べる.