情報処理学会 第87回全国大会

7Y-08
車両位置情報を利用した車車間通信隠れ端末問題軽減のための無線リソース割り当て手法の検討
○森 梓恩,高田陽輝,Onur Alparslan,佐藤健哉(同志社大)
車車間の高信頼・低遅延な通信の実現のために,セルラ通信を活用したセルラV2X(C-V2X)が注目されている.C-V2Xにおける車車間通信では,各車両が通信範囲内の車両から取得した情報を基に,パケットを送信する時間と周波数を表す無線リソースを自律的に選択する方式が導入されている.しかし,各車両が通信範囲外の場合,同一無線リソースを選択し隠れ端末問題が発生する恐れがある.そこで,通信範囲外の車両が異なる無線リソースを選択するように,車両位置情報と無線リソースを対応させる無線リソース割り当て手法を検討する.シミュレーションでは,パケット受信率やスケジューリング遅延を評価し,提案手法の有効性を示した.