情報処理学会 第87回全国大会

7W-04
ウェーブレット変換を用いたAI生成画像と人が描いたイラスト画像の判別に関する研究
○森川真伍,蚊野 浩(京産大)
AIを用いた画像生成技術が進化し、AI生成画像かどうかの判別がつきにくくなっている。本論文では、AI生成画像のなかでも、人が描いたイラスト画像を模したAI生成画像の判別について報告する。本研究では判別のための基本的な手法として、ウェーブレット変換を用いた。画像をウェーブレット変換するときの、ハールウェーブレットで用いる2x2のブロックを、縦横に1画素ずつずらせた4パターンで計算させ、その差分値を特徴量として用いた。その結果、AI生成画像と人手によるイラスト画像について、完全に識別することはできなかったが、ある程度の識別が可能であった。