情報処理学会 第87回全国大会

7V-08
人工アリ群を用いた鉛筆画風画像の生成
○ゲツコウ リン,佐藤公一郎,水野一徳(拓大)
鉛筆画とは,線分のみで描かれる絵画のことである.鉛筆画を描くためには書き手の技術が必要であり,技術を保有していない人が描くには時間と労力が掛かってしまう.先行研究として,人工アリの群れによる鉛筆画生成の手法が提案されているが,ユーザがパラメータを都度調整するため,満足のいく調整に時間がかかる問題と,人工アリ同士の相互作用による複雑性が発揮できていない問題があると考えられる.本研究では,人工アリが描画する色をフェロモンとし,ユーザが入力した画像の形状特徴をもとに,人工アリ同士の相互作用による複雑性を活かした鉛筆画の生成を目指す.