情報処理学会 第87回全国大会

7U-01
描画テストの自動採点法における画像データ変換の有効性の検証
○川添俊哉(崇城大),犬童昭久(九州ルーテル学院大),樋口直哉,堀部典子(崇城大)
創造性についての理論形成を目的として,児童にいくつかの描画テストを行い,結果 から子供の創造性の特性を探る調査研究が行われている.調査では,複数の専門家が 絵を採点して評価する方法で実施されているが,評価に時間がかかり,評価者間で採 点結果にばらつきが生じるという問題がある.そこで本研究では,専門家による評価 基準を機械学習で獲得し,その基準に基づく自動採点システムの実現を目指す.これ までの研究では,画像データ数の不足などが原因で十分な精度を得る事が難しいこと が分かった.そこで,画像データに前処理や生成AIを活用したデータ変換を行い,画 像の数や特徴を変化させることで学習精度の向上に繋がるかを検証する.