7S-03
ランダムアクセス可能なニューラルネットワークを用いた構造色レンダリング用3次元LUTの圧縮方法の検討
○佐藤有哉,小池崇文(法大)
構造色のリアルタイムレンダリング用3次元LUTを効率的に圧縮する手法を提案する。構造色は計算コストが高いため一般的にLUTを用いるが,高次元のLUTは解像度増加に伴いデータ量が急増してしまう。これを解決するため、従来のニューラルテクスチャ圧縮(NTC)を3次元に拡張し、3次元LUTへ適用する。3次元LUTが持つ空間的な相関を利用するため、NTCで扱う2次元構造を3次元に拡張する。拡張によるネットワークの入力量増加を防ぐために、立方形態である入力のうち対角に位置する4つの要素を用いることで3次元構造を保ちつつ入力量を削減する。実験により、NTCより高い圧縮率で同程度のPSNRが確認された。