情報処理学会 第87回全国大会

7P-07
シーン特性を考慮した適応的サンプリングを行うニューラル輝度場に関する研究
○有村玲音,太田和宏,森本文哉,向田眞志保,小野智司(鹿児島大)
ニューラル輝度場(NeRF)は,多視点の画像をもとに高品質な3Dシーンを生成する技術である. NeRFは,自動運転における3D環境認識や医療分野における3D画像再構成などに利用されている.カメラ中心とレンダリング画像の各画素とを結ぶ光線上の複数の点でサンプリングを行い,注目する画素の色を決定する.一般的なNeRFはサンプリング点を均一な間隔で生成するため,薄い物体を表現することが難しい,アーチファクトが発生する等の問題がある.このため,アーチファクトの削減を目的としてシーンの特性に基づいて適応的にサンプリングを行う手法を提案する.