情報処理学会 第87回全国大会

7P-06
単眼カメラを用いた深度推定技術に関する研究
○日野快人,田中成典(関西大),寺口敏生(流通科学大),田中 超(関西大)
国土交通省では,重点的安全対策を推進しており,建設現場における安全・安心の徹底を目指している.
そのため,ウェアラブルカメラを用いてリアルタイムに危険事象を検知するシステムが構想されているが,これには深度推定技術が必須である.
その要素技術としては,単一の画像からメトリックな深度推定を行う技術Metric3Dv2がある.
これは道路空間においては精度良く深度推定ができる一方で,地物情報の少ない空間においては深度推定精度が低下する傾向がある.
そこで,本研究では地物情報の少ない空間の画像にカメラパラメータを考慮した白線を描画し,道路空間を疑似的に再現した上で深度推定する手法を提案する.