情報処理学会 第87回全国大会

7P-04
局所領域での弱い幾何学的整合性を用いた特徴点マッチングの誤対応除去
○杉崎祐仁,加藤宇温,小池 淳(成蹊大)
特徴点マッチングはコンピュータビジョンにおいて重要な技術の一つである。一般的に、マッチング結果はRANSACと幾何学的制約を用いた誤対応除去が行われるが、その後の処理への影響を考えるとRANSACの前段階で誤対応を減らすことには一定の意義がある。一方、Weak Geometric Consistencyでは、画像全体におけるオリエンテーション変化とスケール変化の一貫性に基づき誤対応を除去する。しかしながら、実際の視点変化では画像全体が同一の変換で表現できない場合も多く、複数の局所的な単位で変換を考慮する必要がある。そこで本研究では、部分的な変換を考慮したWeak Geometric Consistencyを提案し、実画像を用いた誤対応除去のシミュレーション実験により提案手法の有効性を検証する。