情報処理学会 第87回全国大会

7N-04
記憶想起支援のための写真の重要性判定
○姚 沛博,村上晴美(大阪公立大)
人の記憶は曖昧で、時間とともにその曖昧性が増す。一方、スマートフォンやインターネットの発展により、個人の生活や思考の断片が時系列で記録されるようになった。本研究では、記憶想起支援のために、写真の重要性を判定する手法を提案する。提案手法では、写真の距離や非訪問性、カレンダーやツイートとの関連性、撮影枚数や品質といった属性を基にスコアを算出し、写真の重要性を判定する。本手法を用いて写真を並び替える機能と、ユーザの個人差に対応するためのカスタマイズ機能を持つ記憶想起支援システムを開発した。本システムは、ユーザが過去の出来事や写真の文脈を深く理解し、記憶の再発見を行うことを支援する。