7M-06
仲間の数が協力戦略に与える影響:囚人のジレンマゲームによるシミュレーション解析
○谷口 舞,中桐斉之(兵庫県大)
本研究では、社会における協力行動の成立メカニズムを理解するため、囚人のジレンマ(PD)ゲームを用いたシミュレーションを行う。PDゲームは、プレイヤーが自己利益を追求しつつ、協力による相互利益が得られる状況を示す。本研究では繰り返しPDゲームを対象とし、仲間を持つコロニー内での協力戦略の影響を検討する。特に、同一コロニー内の仲間の数が協力行動に与える影響に焦点を当てる。また、情報伝達時のノイズを考慮し、二次元格子上でプレイヤーを配置して解析を行う。