情報処理学会 第87回全国大会

7J-03
モデルベース設計を用いたFPGAによるガスモニタリングシステムの開発
○花岡千里,松田昭信(西日本工業大)
本研究では、異なる種類の混合ガスのガス濃度を即時に計算するため、モデルベース設計を活用したFPGAベースのガスモニタリングシステムを開発した。本システムは、非線形方程式を用いたガス濃度計算を効率化するため、モデルベース設計の手法を取り入れている。この手法をハードウェア設計に採用することで、設計期間の短縮と設計バグの軽減を実現した。また、FPGAを活用することで高速かつ高精度な演算を可能とし、設計初期段階で計算精度と計算速度を評価することができた。このシステムは、環境問題や産業分野における迅速かつ正確なガスモニタリングの課題に応える技術基盤を提供すると考えられる。