情報処理学会 第87回全国大会

7D-02
スギ林を対象としたUAV-SfMによる樹高および樹冠の推定に関する基礎検討
○白井 光,澤木雄作,景山陽一(秋田大)
近年,カーボンニュートラルの達成は地球環境の持続可能性にとって極めて重要な課題になっている.森林は二酸化炭素の吸収源として非常に重要であり,適切な管理が求められている.しかしながら,林業労働人口は減少しており,森林管理を効率化する必要性が高まっている.従来の森林モニタリング手法は, 地上調査や航空写真に依存しており,調査時間や実施コストの面で課題を有する.そこで本研究では,無人航空機により取得された画像データ(UAVデータ)を用いた森林モニタリング手法の開発を目的とする.本稿では,UAVデータにより構築される3次元データ(UAV-SfM)を用いた樹高および樹冠の推定に関する検討を行った.