情報処理学会 第87回全国大会

6ZN-05
絵画鑑賞を通して数学への興味を惹き出す手法の提案
○多田英生,時井真紀(筑波大)
近年日本では理科科目に対する興味・関心の低下や学習動機付けの不足が問題として認識されてきている。本研究では、まず領域横断的な学習や日常に関連した学習が効果的に能動的な発展学習に結びつき新たな興味を引き出せることに注目し、絵画と数学という二つの異なる分野を用いて、絵画鑑賞を通して数学(プログラミングやデータサイエンスを含む)への興味を引き出すシステムを開発した。このシステムを実際に使用し、システム利用者の使用前後での数学への興味・関心の変化やシステムの使用感などを調査・分析することで、このシステムが問題解決のための一つの手法として有用であるかを検証した。