情報処理学会 第87回全国大会

6ZN-01
胸骨圧迫時における関節の運動連鎖の検討
○榊原圭吾,遠藤大夢,山形彩乃,山口夏生,皆月昭則(釧路公大)
CPRは心肺蘇生法の英略語で、病気・負傷などにより呼吸や心臓が停止している人に対し、胸を強く圧迫したり,息を吹き込んだりして心肺機能が安定するまで継続すべき救命手法である。本研究ではCPRの胸を強く圧迫するという動作、いわゆる胸骨圧迫時に着目して全身骨格の計測から姿勢座標から関節角度に変換して,胸骨圧迫の運動連鎖(kinetic chain)に着目した.全身骨格の座標計測には、姿勢推定(Pose Estimation)AIエンジンのVisionPose(ビジョンポーズ)を使用した。VisionPoseはマーカーレスで深度センサに依存せず複数人の骨格座標(30箇所)を計測するシステムであり、心肺蘇生訓練人形でVisionPoseシステムを用いてCPR訓練を実施して胸骨圧迫時の運動連鎖を検討した。