情報処理学会 第87回全国大会

6ZL-06
LPWA通信を用いた画像伝送での道路情報収集システムの提案
○郷 和沙,大塚孝信(名工大)
自然災害は地理的条件により世界各地で発生する問題である.災害発生時には道路が寸断されることがあり,災害対応に支障が生じる.
迅速な対応のためには道路情報の収集が必要となるが,災害発生時には停電などにより既設の道路情報収集システムが使えなくなることがある.
そこで本研究では,低消費電力で長距離通信可能なLPWA通信を用いた道路情報収集システムを提案する.提案手法では,カメラで撮影した連続画像を用いて特定の時間間隔で移動物体の画素を除いた平均画像を作成する.作成した平均画像と背景画像を比較することで変化部分を抽出する.抽出した領域のみを残すことで送信データ量と頻度を削減し,LPWA通信の伝送速度の制約に対応した.