6ZK-02
花押画像検索システムにおける類似度マップの活用
○浅井紀海,北國智己,村川猛彦(和歌山大)
花押とは、古文書などで用いられる署名の代わりに使用されるものであり、その形状や特徴から筆者の身分や血縁関係、年代の推定などに使用されるものである。本研究では、花押の署記年を横軸、畳み込みニューラルネットワークにより求められたcos距離を縦軸として、花押彙纂データベースの花押画像の状況をプロットした類似度マップを、入力画像ごとに生成することで、花押の分布を視覚的に捉えることを可能とし、花押の筆者や署記年に関連するパターンの分析や比較を容易にすることを試みた。