6ZE-07
顎下部の皮膚変形の計測に基づいた舌位置の認識手法の開発
○久田悠平,中村文彦,木村朝子,柴田史久(立命館大)
コンピュータへの入力には手が頻繁に用いられているが,ユーザが両手で別のタスクを行っている場合には入力が難しい.そこで,高い自由度を持つ舌を入力に活用することが考えられている.本研究では,反射型光センサを用いた顎下部の皮膚変形の計測によって舌の位置を認識する手法を提案する.我々は,頭部に装着可能な2本のロボットアームの先端に4個の反射型光センサを取り付けることで顎下部計測デバイスを開発した.開発したデバイスを用いて計測した顎下部の皮膚変形と舌の位置を対応付けて機械学習することで,センサ値から舌の動きを認識した.我々は本手法の認識精度について評価するためにユーザ実験を行った.