6ZE-06
文章読解中における類義語学習を目的とした質問または説明ベースのマイクロタスクの効果検証
○澤野 令,香取浩紀,矢谷浩司(東大)
第二言語習得において、類義語間の意味の違いの理解は、適切な語彙選択をする上で重要である。近年LLMsの登場により、文章読解中に、文中の語彙に関する学習コンテンツを自動生成することが容易になった。しかし類義語学習において、認知負荷と学習効果の観点から、どのような学習タスクを設計すべきかは明らかになっていない。
本研究では、英文読解中に、文中の単語と類義語の意味の違いの説明文を理解するタスクと、違いを自ら説明するタスクの2種類を設計し、30日間の実験を通して、それらの学習効果と認知負荷を被験者内比較で評価した。
結果を基に、類義語学習を目的としたマイクロタスクの効果的な設計方法について議論する。