情報処理学会 第87回全国大会

6ZE-04
授業後の要約ノート作成支援アシスタントの設計と評価
○香取浩紀,矢谷浩司,楊 期蘭(東大)
授業後にノートを書くことは一般的で有効な学習方法の1つだが、多くの場合独力で書くことになるため、コストの高さやノートの質の担保という課題が存在する。本研究では、GPT-4oを搭載したライティングアシスタントを使用して要約ノートを執筆した際の、ノートの量と質、学習成績、要約ノートを取る過程や学習者の考え方の変化を調査した。質問を生成するアシスタント、説明を生成するアシスタント、アシスタントなしの3群で、実際の授業を模した被験者間実験を実施し、インタビュー調査も行った。観察された各群におけるノートの取り方や考え方の違いをもとに、要約ノート作成のためのライティングアシスタントの設計指針について議論する。