6ZB-04
トンネル壁面のクラック検知ドローンのためのSS超音波測位における耐雑音性の向上
○石羽根麟,鈴木彰真,佐藤永欣(岩手県大)
国土交通省は,経年劣化によるクラックや剥がれが原因となる事故防止のためにトンネルの定期点検を義務付けている.クラックの点検は一般的に高所作業が多く,人による検査は危険が伴うことから,ドローンを用いた検査が注目されている.トンネル内は一般的に非GNSS環境下であるため,筆者らはスペクトラム拡散(SS)超音波を用いた測位を検討してきた.トンネル内では,反響によりドローンのプロペラ音が測位に大きく影響する.そのため,より耐雑音性を高めるために,疑似乱数符号系列長を増やす.本研究では,SS変調に使用するM系列の符号長を先行研究から倍に増加させた場合,ドローンのノイズに対する頑健性が向上するか検証する.