情報処理学会 第87回全国大会

6ZA-09
研究データ管理のための自動タイムスタンピング方式の提案
○大槻篤史,乃村能成,嶋吉隆夫(岡山大)
研究において不正をしていないことを証明するために,研究によって得られたデータ (研究データ) を管理する必要がある.研究データを管理するためには,タイムスタンプの付与やデータベースへのアップロードといった操作が必要になる.研究者はこれらの操作をすべての研究データに対して行わなければならない.また,研究データを更新した際には改めて上記の操作を行う必要がある.
そこで本稿では,これらの手間を軽減するために,証跡保存支援システムを設計実装する.提案システムでは,ファイルシステムを監視することでファイルへの操作を取得し,操作が行われたファイルのハッシュを自動で作成して保存する.